<令和6年度 収入見込>
分担金 400円×407校 162,800円
中教研からの補助金 95,000円
前年度繰越金 17円
計 257,817円
<令和6年度 支出計画>
関東甲信越地区研究大会分担金 50,000円
関東フェア分担金 30,000円
総会運営費 30,000円
研究会運営費 107,817円
(HP運営費、印刷費、通信費等)
事務費(事務用品、資料代) 40,000円
計 257,817円
『今後経常的に不足してくる部分』
※ネットワークセキュリティの強化に伴い、令和4年度あたりから、学校公用PCから県技・家研ウェブページが見られない症状が多発した。この問題解消のため、SSLの認証費用等が増大し、研究会運営予算の圧迫につながっている。
令和5年度にはGoogleサイトの利活用の方向性を検討したが、広域にわたる情報発信において、発信側と受信側のセキュリティレベルの違いによって内容を閲覧できない課題が現時点で克服できておらず、当面は現在の形を維持せざるを得ない状況がある。
※教科専科教職員の減員により、年間5回の合同委員会へ出席できない委員への資料郵送費が増加している現状がある。広域人事で自治体での連絡手段がない地域もあり、郵送費がかなりかかっている。また、全日本中学校技術・家庭科研究会からも「理論と実践(全国の研究大会の概要をまとめた冊子として年1回各校へ配布している冊子)」などをどのように配布すべきかを検討している。
※フェアの運営に伴う費用として創造アイデアロボットコンテストの競技コートの制作費用が挙げられる。全国大会ルールは3年に1度フルモデルチェンジを行い、その後の2年間は、コートの大きな枠組みを変化させず、競技の内容をマイナーチェンジする慣例で進めている。令和5年度は令和3年度ルールのコートを使用していたが、令和3年度・4年度は新型コロナウイルス感染症の影響からオンライン形式での実施だったため、令和5年度に対面実施をした際に新たに制作した。令和6年度からは新ルールとなるため、再び制作が必要となる。
競技の趣旨から、各自が制作するものについては個人またはチームが負担するが、極力フェアの参加費を徴収しない方向で進めてきているが、近年はコート制作費用として徴収せざるを得ない状況である。このことが近年のエントリーの低下の一因ではないかと考えている。
※競技における審査員への謝金については、競技の趣旨をご理解いただき、基本的には費用弁償程度で運営している現状がある。しかしながら、拘束時間の長さもあり、審査員への昼食については支出せざるを得ない状況である。
5 分担金増額の理由について
令和6年度の予算については、上記の通りであるが、支出に関しては資材・宅配費用の高騰等を考慮した、かなり切り詰めた厳しい状況である。そのため、研究会として次のような努力を考えた計画である。
・合同委員会の欠席者に対する資料等の郵送方法は、地区逓送便を活用するなど工夫する。
・会議資料の封筒を回収し、極力再利用する。
・総会の学校会場開催を視野に入れ、会場費を節約する。
・記念講演の講師やフェアの審査員と連携協定を結び、費用弁償のみで来場してもらえるよう工夫する。
・フェアの取り組みを絞り込む、また、必要となる資材は各出場校の協力を願う。
・会議費を削減し、事業遂行のために必要な支出のみに限定する。等
しかしながら、物価そのものの高騰に加え、フェア事業の拡大やネットワーク整備等の情勢の変化もあることから、昭和47年の研究会創設以来50年間、県内各校からの分担金400円で運用してきた本研究会であるが、令和7年度より分担金を600円として活動の維持・充実を図りたい。
〇経費削減に向けて、技術・家庭科部会として努力をしてまいりますが、令和12年度に予定されている関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大会神奈川大会においては、全県で8分科会(予定)の運営が必須となります。そして、今後も中心的活動である調査研究活動・全国中学生創造ものづくり教育フェアの実施を継続していくため、分担金の増額をお願いしたく存じます。
※本レポートについてのご質問・ご意見については、神奈川県公立中学校教育研究会 技術・家庭科研究部会公式アドレスあてにお寄せください。
〒249-0004
逗子市沼間3-21-2
逗子市立沼間中学校
教諭 嘉山 英明
TEL 046-871-5200
FAX 046-872-9657